親子丼


遅く起きた朝、スーパーのタイムセールを思い出し、あわてて服を着てリュックを背負ってスーパーに向かった。午前11時まで10%割引。どうせ買うなら安い方がいいに決まっている。店内はごった返していた。どの売り場に行っても人、人、人。たらこの売り場でどれがいいか見ていると、おばちゃんが僕の前に割り込んできた。どうしてこうなんだ。順番を待てないのか。

いつものことである。僕が陳列された品を見ていると必ず人が寄ってきたり割り込んだりする。どうも人の関心を惹きつけるものがあるらしくて、僕が見ているものを人は見たがるようだ。

割り込んだおばちゃんはたらこを買わずに、お魚大放出と書かれた鮮魚コーナーの方に歩いていった。最初から買う気がなかったのか、僕の見るものに関心があっただけなのか。僕は297円のたらこをカゴに入れて、鶏むね肉小間切れ、おかめ納豆、三杯酢もずくもカゴに入れた。

僕は買ったものをリュックにしまって外に出た。とても晴れていて気持ちがいい。風は冷たいけれど散歩には最高だ。帰宅して買ったものを冷蔵庫にしまう。

さて、さて、昼は親子丼を作ろうと思った。ネットで親子丼を検索して作ってみた。割り下が、だし200cc、みりん大2、酒大1、砂糖大1、醤油大2となっている。このだしというのが曲者だ。鰹節で作るのか、それとも昆布で作ればいいのかわからない。当然、鰹節や昆布など用意していない。めんつゆとかだしの素ならある。分量がよくわからないけれど適当に薄めて出汁にする。

割り下の分量は2人分なので半分の量で作る。割り下に玉ねぎと鶏肉を入れて煮る。そこに卵を2個分を混ぜて入れる。蓋をして30秒待ってご飯にのせる。

うむ、これはだしの量が多かったな。おちゃづけみたくなってる。こりゃ親子ちゃづけだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿

いつかのことば